お待たせしました!自然農の大豆・黒豆・小豆が販売開始です。

「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵とせず」の自然農で育った豆は、風味が格別。
雑草屋自身、冬のこの味わいが何よりの楽しみなのです。
いずれも自家採種7年目の豆です。
【黒豆】1合350円 【小豆】1合350円

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◆豆は偉い◆
豆は、他の作物のなかなか育たない自然農初期の畑でも、肥料は不要とばかりにすくすく育ちます。おまけに自らの根に根粒菌を住まわせ、窒素分を地中に固定する役目も果たします。
特に大豆は、育てば初秋には枝豆、晩秋には大豆を実らせ、大豆まで至れば、後には豆腐に味噌、醤油をはじめ、日本の食を彩る多才を放つのですから、その活躍には頭が下がります。
◆おいしい食べ方◆ 木下豆・緑大豆・黒豆の3つの大豆は、一晩水で戻してゆっくりと火をかけ、きび砂糖と醤油で甘めの煮豆に。小豆は、国産の蜂蜜を使ってつぶ餡へ。一般的なレシピよりも調味料を半分以下に抑え、自然農の豆の味を最大限にいかします。

レシピはこちら⇒ 煮豆、黒豆、あんこのレシピ紹介
◆豆日誌◆ 自然農で育った豆の様子を、写真と共にご紹介します。
≪6月≫ 早めに種を降ろした大豆たちが発芽。夏は、豆そのものを狙うカラスとの攻防、双葉の芽を狙うキジ対策と、しばらく気が抜けない。

≪9月≫ 元気に成長する小豆に大豆たち。

大豆は枝豆として販売する一方で、冬の味噌作りと大豆販売、そして来年の種のために、しっかりと残しておく。自家採種を重ねるごとに、旨く、逞しくなってゆく。

≪10月下旬≫ ブリンブリンの枝豆たちが、モリモリに茂る小豆の莢が、朝晩の冷たい露にあたって、それぞれに、とりどりに、枯れ色に染まっていく。

大豆はもう少し畑に置いて、葉が落ちるのを待つ。
莢がこげ茶を増す直前に、一気に収穫を進めたいものだ。

小豆はなかなか一度に収穫させてくれない。大規模栽培であれば、一気に刈り取ってしまうだろうが、量が少ないから丁寧にしたいと思うと、ひと莢ずつ枯れたものから摘み取ることになる。畑に出るたび、小豆畑を周回して、採り時の小豆をもいで籠に入れていく。
≪11月初旬≫ 霜が降りるか降りないかのこの季節、緑の莢が一斉に枯れ茶色へ変化し、柔らかい豆は日に日に固く締まっていく。

≪11月下旬≫ 氷雨と木枯らしが交互に訪れ、地には霜、空には紅葉、いよいよ農の暦が一巡りを閉じようとする頃。畑では大豆がカラリと莢を固め、時折吹き荒ぶ風に豆を弾かせるようになる。

豆のパチリという音が今にも聞こえそう。
大豆を収穫しては、いそいそと干し場に並べていく。
山のように、ピラミッドのように、積み重なりのフォルムが可愛らしく。

≪12月≫ 豆との日々。カラカラにパリパリに干しきった大豆の枝をむしろと板の上に広げ、叩いては豆を莢から弾き飛ばす。家の庭で延々と、育てた3種類の大豆を全て終えるまで数日続く。脱穀された枝の姿に、なんともいえない物寂しさと愛嬌が宿る。

焚き火で手足を揉み解しつつ一日叩き飽きたら、唐箕で莢と豆を選別し、ようやく外作業がひと段落。さらにその後、日暮れた家の中に暖を取りながら、一粒一粒、良い子悪い子普通の子とより分けていく。延々と。


耕さず、虫や草を敵とせず、虫で苦労したって農薬を使わず、石油資源にも頼らず。肥料も使わず、水もやらず。夏も秋も、ひたすら鎌で適度に草を刈っては土に戻す。枯れた枝も莢も、豆を取った後には再び畑へと戻る。自然への依存と循環こそ、自然農の魅力だと言える。
自然に委ね、豆の生命力に委ね、ここまで育った自然農の豆たち。
ゆっくりとお楽しみください。
◆ご購入について◆
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また、合わせて里芋・菊芋・アピオス・生姜もご覧いただければ幸いです。

