2015年07月30日

自然農ジャガイモ2015 通販・直販


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2015年の自然農じゃがいも通販は終了いたしました。
たくさんのご注文をありがとうございました!(2015/9/27)
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いよいよ、ジャガイモの販売開始です!
「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵とせず」の自然農だからこそ、ジャガイモ本来の味わいを濃く感じることができます。ぎゅっと濃密でふくよかな旨さをお楽しみください。

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今年は2つの品種を育てました。
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きたあかり: 300g 300円
 形は丸く、明るい黄色の果肉で、ビタミンCが豊富な人気品種。別名「栗じゃが」。ビタミン豊富でほのかな甘みとホクホク感がある。

andesred.jpgアンデスレッド: 300g 300円
 形は丸いものが多く、表皮が赤い。果肉は粉質で明るい鮮黄色。加熱するとほくほくした食感が楽しめ、甘み旨みがある。

・お得な食べ比べセット
 [A] 5800円(計6300円分) [B] 3700円(計3900円分) [C] 2600円(計2700円分)


どちらの品種も加熱するとホクホク食感で、煮崩れしやすのが特徴。
そのため粉ふき、フライ、ポテトサラダ、コロッケなどに向いていると言われています。

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⇒ レシピ: ジャガイモおすすめレシピ
⇒ ご購入: ご購入方法(通販・直販)
★NEW★ ⇒ ご感想: ジャガイモにいただいたご感想


自然農とは 「自然の営みの中で、人力で、無理しないで、作物を育てる」 ことだと考えています。それを川口由一氏は 「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵とせず」 と表現し、全体的な指針をあらわしています。

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耕さなくとも豊かな土にはミミズやモグラが増えて自然に柔らかな土になり、肥料はなくとも雑草が太陽エネルギーや環境中の物質を大地に還元し土は肥え、農薬はなくとも微生物が多く生命活動が活発な土は野菜を強く育て、草に覆われた田畑は虫達の宝庫となって害虫と益虫がバランスを保ち、人間はその様子を観察しながら適宜に手を貸せばよいのです。

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今まで常識とされてきた農法から少し自由になってみて、できるだけ無駄に資源を使わずに、自然の奥の深い営みと人のちいさな力だけで作物を育てることができるのではないか。そんな試みが、この「自然農」なのです。

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雑草屋が営む自然農の畑は不耕起・無肥料・無農薬で、ジャガイモを栽培することは決して楽チンとは言えません。無数に伸びるチガヤの鋭い根に貫かれるジャガイモもたくさんあります。

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しかし、チガヤは過去にその土地が農薬や化学肥料、トラクターで大きなダメージを受け、硬くなってしまった土壌を何年もかけて耕してくれる存在でもあるのです。

140903_1606~04.jpg自然農によって豊かな土に変わろうとしつつあるこの畑で、ここ数年はモグラに悩まされています。作付けした種芋がモグラによって掘り返されたり、収穫前のジャガイモがモグラ穴を利用するネズミに食べられたり。

機械で収穫される慣行農のジャガイモは、茎や葉があるうちから収穫するため、茎葉処理剤で枯らすなどしたうえで地中から芋を掘り起こします。

いっぽう自然農では、地上部がしっかり枯れるまで待ち、地中に蓄えられる栄養分が最大になったところを手作業で掘り出します。


自然の厳しさ、栽培の難しさをくぐり抜けて、たくましく美味しく育った雑草屋のジャガイモ。
なかなか順調にはいきませんでしたが、少量ながらも旨みをしっかり溜め込み、やっと収穫の時期を迎えました。

市場に流通しているジャガイモより小ぶりですが、ぎゅっと濃厚なイモの味わいに喜んでいただけるはずです。ぜひご賞味ください。

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●○ ご購入について ○●
通販のご注文方法、ならびに直売情報はご購入方法をご確認ください。
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生産・販売: 雑草屋本舗 小松(komatsu@zassouya.com ←@を半角に直してください)

produced by 雑草屋 〜自然農体験 自然農野菜 各種イベント その他いろいろ〜
posted by 雑草屋 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジャガイモおすすめレシピ


雑草屋が育てた自然農のジャガイモ、ただいま販売中です!
今年はきたあかりアンデスレッドの2品種をご用意しました。
→販売ページはこちら 自然農ジャガイモ2015 通販・直販

「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵とせず」の自然農で育ったジャガイモは、味が濃く、強い存在感を放ちます。この美味しさを最大限に楽しんでいただくレシピをご紹介します。


■ 蒸かしジャガイモ20140629 043.jpg
1.ジャガイモをよく洗う。
2.<圧力鍋の場合>水1カップを入れ、ジャガイモを並べた付属の蒸し器をセットして加圧。高圧で1分加圧後、火を止めて自然放置。<蒸し器の場合>下段に水を2cm程度張り、上段にジャガイモを並べ、フタをして点火。中火で20〜25分ほど蒸す。
3.竹串をさしてみてスッと通れば出来上がり。
※フタつきフライパンやお鍋と、ザルや耐熱容器を組み合わせて蒸すこともできます

味が濃いので、まずはそのままお召し上がりください。
圧力鍋だとねっちり食感、蒸し器だとほっくり食感に仕上がります。


■ ジャガイモのオーブン焼き
1.オーブンを200℃で予熱開始。ジャガイモをよく洗い、大きいものは半分に切る。
2.ボウルの中でジャガイモにオリーブオイル、塩、黒こしょう、ローズマリーなど好みのハーブを絡め、オーブンシートを敷いた天板に広げる。
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3.様子を見ながら200℃で30分ほど焼く。竹串をさしてみてスッと通れば出来上がり。
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■ レンコンとジャガイモのグリル
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1.レンコンは皮をむき、2〜3mmにスライスする。
2.上記のオーブン焼きのレシピと同様に調理する。


■ ごろっとジャーマンポテト
1.ジャガイモをよく洗い、皮ごと蒸す。大きいものは半分に切る。201406025 004.jpg
2.にんにくの薄切りをフライパンに入れ、オリーブオイルを入れる。極弱火で、にんにく同士がくっつかなくなるまで加熱する。
3.ジャガイモを加えて火を強め、塩、黒こしょう、お好みのハーブやスパイスで仕上げる。

■ ポテトサラダ
1.ジャガイモをよく洗い、皮ごと蒸すか、少量の水で茹でる。熱いうちにフォークで粗くつぶす。
2.玉ねぎ、きゅうりなど好みの野菜を薄くスライスし、適宜塩もみして水洗いし、水気を切る。
3.オリーブオイルなどお好みの油と、レモン汁または酢を回しかけ、味を見ながら塩、黒こしょうで調味する。あればパセリを散らす。

マヨネーズはジャガイモの風味を邪魔するので使わないほうが良いです。
しっとりさせたい場合はヨーグルトや牛乳、豆乳などを少量加えてください。


★ 長期低温保管のコツ 〜甘さが増します〜 ★

冷蔵庫の野菜室で、秋冬まで保管する方法です。
じっくりと甘さが熟成し、夏の新じゃがとはまた違ったコクのある美味しさです。
ジャガイモ料理をある程度楽しんだあと、最後に少量でもお試しいただければ嬉しいです。

1.ビニール袋に新聞紙を3〜4枚しいておく。
  (最終的にジャガイモを包めるような大きさで用意する)
2.ジャガイモは薄暗い場所で傷のないものを選び、1の袋に入れる。
3.光が入らないようしっかりと新聞紙でくるみ、ビニール袋の口をしばる。
4.冷蔵庫の野菜室で保管する。
5.心配であれば、定期的に新聞紙の湿り具合や中のジャガイモの状態を確認する。
  新聞紙が湿ってきたら、新しいものと取り換える。傷みの出てきたジャガイモは取り出す。


■ おでん141121_0741~01.jpg
1.大きい鍋を用意し、たっぷりの出汁に醤油・みりん・酒・塩などで調味しておでん汁を作る。
2.ジャガイモは皮をむき、丸ごと用いる。そのほかの煮えにくい具・味のしみ込みにくい具と共に、竹串がスッと通るまで弱火で30分ほど煮る。(大根、固ゆで卵、こんにゃく、ちくわぶ、結び昆布など)
フタをする場合は必ずフタを少しずらしておく。
3.さつまあげ、つみれ、ちくわ等の練り物を加えてさらに弱火で15分煮る。はんぺんは最後に加えてさっと温める。

煮崩れが心配であれば、おでん汁を別の鍋に取り出してジャガイモだけをゆっくり煮含めてください。
土鍋で作るとジャガイモに優しいようで、きれいに仕上がります。
夏は湯むきトマトを加えて冷やしおでんにしても。



お届けできるのはきたあかりアンデスレッドの2品種です。
通販、直販どちらも承ります。詳しくは以下のページをご覧ください。


posted by 雑草屋 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月18日

味噌の天地返しについて


梅雨空ももうすぐ空けようかという季節になりましたね。
早春に仕込んだ味噌も、ようやく天地返しの頃を迎えております。

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何名かの参加者から天地返しのタイミングや手順についての質問をいただきました。
我が家の天地返しの写真を織り交ぜながら、この記事にて手順をご紹介いたします。

【1】確認

蓋、晒し布、上部のラップを外し、中の様子を確認しましょう。ポイントは二つ。

 ★殺菌用の盛り塩が溶けてしまっているか、残っているか。

 カビ(青、赤など)が発生していないか。



【2】ラップ外し、掃除

重石をどけ、塩が残っていたら塩を取り除きます。
重石の塩.jpg
(こちらは重石の底にくっついていた塩の塊です)

また塩が液体として溶けてしまっていたら、その水分は取り出しましょう。
水分除去.jpg
(味噌表面のラップを、水分ごと包むように取り外しました)

ラップと容器の境界線の、盛り塩をした付近の表面もスプーンなどで取りましょう。
こそぎ取り.jpg
(スプーンで容器に添ってぐるりと一周取り除きました。
 ここは盛り塩が溶けてしょっぱいですね)

残っている水分はスプーンで軽く取り除きました。
水分除去後.jpg

取り除いた塩や液体、盛り塩付近の高塩分味噌ももったいないので、
我が家ではそれぞれ調味料として使っています。

完全には取りきれない場合や、もう味噌と一体化してしまっていて
取りきれない場合は、「少し塩分が高めの味噌になる」と思えばOK♪

天地返し前.jpg
白いカビのような膜状のものは、産膜酵母です。(この写真でも一面に張っています)
一緒に味噌と混ぜて大丈夫です。

ただし青や赤など、色のついたカビがあれば、安全のため取り除きましょう。


【3】天地返し

アルコール消毒したしゃもじなどで、容器の底のほうからかき混ぜます。
上部と下部で発酵の進み方が異なるのを、混ぜることで均一にします。
混ぜ終わったら、また均しましょう。(肝心の天地返し最中の写真を撮り忘れました!!)

天地返し後.jpg


【4】再消毒

味噌になってはいますので今後はカビにくくなっていますが、
保存を続ける時にひと手間掛けると安心です。

・味噌の表面にぴったりかかるように新しくラップを乗せます。
 (これは省いてもかまいません)

・次に容器の内側についた味噌を拭き取ります。
拭き取り.jpg

・容器内に軽くアルコールスプレーします。
 (二〜三吹き程度。これも省略可)
除菌.jpg

・容器の蓋にラップを掛け、晒し布も掛け、同様に保存します。
ラップ.jpg

熟成.jpg


【5】熟成

この時点でも、味噌はいったん完成していますが、
まだ糀の形が残っていたり、塩味が強かったりする、若い味噌ですね。

上述の再消毒の手順があるので、使うたびに容器から取り出すよりも、
ある程度使う分をタッパーなどに移して使う方がオススメです。

これからさらに熟成しつづけ、秋、冬、と季節を深めるごとに
まろやかに味噌が味を変えていくことでしょう。

150114_1409~02.jpg

天地返しについては以上です。

ご参加いただいたみなさまの手前味噌が
それぞれのご家庭の味として、熟成を深め、ますます美味しくなりますように!


posted by 雑草屋 at 22:39| Comment(2) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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